コラム COLUMN
お口のにおいの原因は歯周病?〜どんなにおいがするのかや治し方について〜
皆さま、こんにちは。
熊本市南区の歯科・歯医者「河野歯科医院」です。
皆さまは、ふとご自分のお口のにおいが気になるときはありますか?
ガムやマウスウォッシュで対策してもお口のにおいが気になり、「もしかすると身体のどこかが悪いのかもしれない……」と不安になっている方もいるかもしれませんね。
じつは、口臭の87%はお口の中に原因があるとされており、その中でも歯周病の発生が大きく関係しています。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット-口臭の原因・実態より) >
今回は、お口のにおいの原因は歯周病なのか、どんなにおいがするのかといった疑問にお答えし、治し方についても解説します。
お口のにおいは、食べものやストレス、副鼻腔炎などの病気が影響している場合もありますが、歯周病が原因となってあらわれていることが多くあります。
なぜなら、口臭の原因であるにおいのガスは、歯周病菌を含むお口の中の細菌が、食べかすや剥がれ落ちた粘膜細胞、血液に含まれる成分を分解して発生させているからです。
特に、歯周病が原因である場合は、メチルメルカプタンと呼ばれるにおいのガスを発生するため、玉ねぎが腐ったようなにおいがする特徴があります。
歯磨きを頑張ってみたり、ガムやマウスウォッシュを使ってみたりしても、なかなかにおいが改善しないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。
どうすれば改善できるのか、治し方を4つご紹介します。
1.歯医者での治療
歯周病が原因である場合は、歯と歯ぐきの溝の奥深くに歯垢や歯石がついていることがほとんどですので、セルフケアだけで改善するのは難しいでしょう。
特に、歯石をそのままにしておくと、においの原因となる細菌の温存場所になります。
歯医者で歯石取りやスケーリングといった治療を受けて、きれいに取り除きましょう。
2.歯間ブラシやデンタルフロスをつかう
磨き残しがよくみられる歯と歯の間は、歯ブラシだけでは汚れを取り除くことができません。
歯周病の進行や口臭の悪化を避けるためにも、毎日の歯磨きに歯間ブラシやデンタルフロスを取り入れて、歯と歯の間をしっかりと磨くようにしましょう。
3. 舌の掃除
舌の上には、においのガスを発生する細菌や食べかす、剥がれ落ちた粘膜細胞などがたくさん付着しています。
舌ブラシ、もしくは毛先の柔らかい歯ブラシを使って、1日1回掃除しましょう。
4.歯医者の定期検診
どれだけ歯磨きが上手な方でも、毎回の歯磨きで完璧に汚れを取り除くのは不可能です。
定期的に歯医者で検診を行い、セルフケアだけでは行き届かない部分の汚れを取り除きましょう。
お口のにおいのほとんどは、お口の中に問題があるとされており、歯周病が原因となってあらわれていることが多くあります。
特に、歯周病が原因である場合はセルフケアだけの改善は難しいため、まずは歯医者で治療を受けるようにしましょう。
熊本市南区の歯科・歯医者河野歯科医院では、歯垢や歯石除去のクリーニング、適切な歯磨き方法の指導のほか、定期検診でお口の状態をしっかりと確認しています。
慢性疾患や患者さまの体質による要因を考慮した上で治療をすすめておりますので、お口のにおいが気になる方は、いつでもお気軽にご相談ください。
また、土曜も13時まで、平日は19時まで診療しています。
駐車場は10台分を完備して、皆さまのご来院をお待ちしております。
最近の投稿
- 子どもでも睡眠時無呼吸症候群になるの?〜セルフチェックして早めに受診しましょう〜
- 【小児歯科】子どもが歯磨きを嫌がる〜仕上げ磨きのときに意識したい3つのコツ〜
- 【歯周病】グラグラしている歯は抜歯しないといけないの?〜歯周病の4つの段階別に解説〜
- 睡眠時無呼吸症候群は痩せている人でもなるの?なりやすい人の特徴とは?
- 【小児歯科】むし歯ができやすい場所があるって本当?〜子どもの年齢別に予防ケアのポイントを解説〜