コラム COLUMN
【小児歯科】子どもが歯磨きを嫌がる〜仕上げ磨きのときに意識したい3つのコツ〜
皆さま、こんにちは。
熊本市南区の歯科・歯医者「河野歯科医院」です。
近年、保護者の方のむし歯予防へ関心が高まってきていることから、3歳でむし歯があるお子さまの割合は15.8%と、年々減少しています。
しかし、保護者の方の予防に対する関心が高くても、むし歯予防の基本である歯磨きが嫌いなお子さまもいらっしゃることでしょう。
「子どもが歯磨きを嫌がるときは、どう言い聞かせればいいのか……」とお悩みの方に向け、今回はお子さまが歯磨きを嫌がる理由や、仕上げ磨きのときに意識したいコツを3つご紹介します。
子どもが歯磨きを嫌がるときは、以下のような原因が考えられます。
痛い
お口の中はデリケートであり、汚れを取り除こうと強い力でゴシゴシすると痛みを感じます。
また、上唇をめくった部分にある「上唇小帯」というスジは、歯ブラシが当たると痛みがあるため、歯磨きのときに注意が必要です。
怖い
お子さまからすると、必死になって歯磨きをしようとする保護者の方をみて「怖い」と感じている可能性があります。
さらに、「動かないで」と怒ったり、押さえつけながら歯磨きしたりすると、恐怖心が増す原因につながります。
つまらない
じっとお口を開けていなければならない歯磨きの間は、お子さまにとって「つまらない時間」なのかもしれません。
また、丁寧に歯を磨くと時間がかかるため、なおさら飽きるお子さまも多いことでしょう。
では、歯磨きをするときにどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
歯磨きを嫌がる原因を踏まえた上で、以下の3つのコツを意識してみてください。
1.楽しい雰囲気で磨く
歯磨きをしている間は、やさしく話しかけて、笑顔で歯磨きをしましょう。
また、数を数えたり、お子さまの好きな歌を歌ったりしながら、楽しい雰囲気で行うことを心がけてみてください。
2.保護者の方も一緒に磨く
子どもは大人のマネをしながら、生活に必要なスキルを獲得します。
そのため、子どもの目の前で歯磨きしている姿を見せるようにするとよいでしょう。
また、「◯◯ちゃんも一緒にやろう」と誘ったり、「ママの歯も磨いてみてね」と磨き合ったりしても効果的です。
3.うまくできたらほめる
少しでもできたら「すごいね」「上手だったね」と声をかけましょう。
ほめられた達成感から、「次もがんばろう!」とお子さまの意欲を引き出すことができます。
歯磨きに慣れない間は、ほとんどのお子さまが嫌がる傾向にあります。
しかし、歯磨きが嫌いになると、将来的なむし歯のリスクが高くなりますので、注意が必要です。
子どもは、楽しい経験を通して生活に必要なスキルを獲得しますので、親子で歯磨きを楽しみながら、根気よく取り組みましょう。
また、歯医者を定期的に受診していただくことで、むし歯の早期発見や歯磨きのコツを知るきっかけになります。
河野歯科医院の小児歯科では、むし歯のない健康なお口づくりに力を入れておりますので、お子さまのむし歯予防のためにも、ぜひご来院ください。
当院は、保護者の方との信頼関係を大切にしながら、お子さまの健やかな成長をサポートしております。
治療に関すること以外のお悩みにも対応しておりますので、なんなりとお聞かせください。
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