コラム COLUMN
睡眠時無呼吸症候群は痩せている人でもなるの?なりやすい人の特徴とは?
皆さま、こんにちは。
熊本市南区の歯科・歯医者「河野歯科医院」です。
日中に強い眠気があったり、寝ている間のいびきを指摘されたりと、睡眠時無呼吸症候群の症状が当てはまる方はいませんか?
しかし、睡眠時無呼吸症候群は肥満の方に多いイメージがあるため、「痩せているから関係ないのでは?」と思っている方もいるかもしれませんね。
今回は、睡眠時無呼吸症候群は痩せている人でもなるのか、なりやすい人の特徴とはなにか、について解説します。
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に舌が喉の奥に下がり、空気の通り道である気道が塞がれることによって、大きないびきや呼吸停止が起こる病気です。
そのため、体格に関係なく、舌が喉の奥に下がりやすい状況下にある方は、痩せている人でも発生する可能性があります。
特に、睡眠時無呼吸症候群は、睡眠が阻害されるだけでなく、高血糖、高血圧などの身体の病気の発症や心臓への負担、最悪の場合は死に至るケースもあるため注意が必要です。
少しでも気になる症状があれば、早めに専門家に相談するようにしましょう。
睡眠時無呼吸症候群になりやすい人は、どのような特徴があるのでしょうか?
主な特徴を3つ解説します。
1.肥満
睡眠時無呼吸症候群の原因としてよく知られる肥満は、大きな要因の一つです。
脂肪が首や気道周辺に蓄積することにより、気道が狭くなるため、症状を発症しやすくなります。
2.舌が大きい
舌が大きいと、寝ている間に喉の奥へ舌が入り込みやすくなり、大きないびきの原因につながります。
もともと舌が大きい方もいれば、甲状腺機能の低下や肥満による脂肪の蓄積で舌が肥大するケースもあります。
3.顎が小さい
舌そのものはあまり大きくなくても、顎が小さいと、舌の収まるスペースが狭くなり、寝ている間に気道を圧迫しやすくなります。
特に、日本人の顔つきは横幅が狭く、上下に細長い顔立ちをしているため、症状を発症しやすい傾向にあるようです。
睡眠時無呼吸症候群は、体格に関係なく、何らかの原因で寝ている間に気道が塞がれることで発生します。
そのため、痩せている方でも日中の強い眠気や大きないびきといった症状があれば、睡眠時無呼吸症候群の可能性が考えられますので、早めに専門的な治療を受けるようにしましょう。
当院では、「スリープスプリント」と呼ばれる、睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピースを製作しています。
いびきの緩和や気道を広げやすくする効果が期待できますので、マウスピースの製作を希望される方は、ぜひ熊本市南区の歯科・歯医者河野歯科医院へご相談ください。
また、当院の院長は日本睡眠歯科学会に所属し、大学病院でも睡眠時無呼吸症候群の治療に携わってきた経験があります。
もし、気になることがあれば、お気軽にお声がけください。
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